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第1回例会
~「“働くママ”の前例をつくり続ける」~
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登壇者藤村美里
TVディレクター/ライター
日時2014年8月2日(土)13:00~14:30
会場NHK青山荘企画趣旨
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今年の日本女性放送者懇談会の例会は、「可能性を探る」です。その中で、今年は放送業界で働く「ママ」に注目して、大活躍しているママをご紹介したり、悩んでいるママの助けになったりといった活動にも力を入れようとしています。
第1回例会にお招きした藤村美里さんは、出産後から7ヵ月で帯の情報生番組のディレクターとして現場に復帰。子育てをしながら「母親の視点」を活かした企画提案や制作を多く手掛け、前例がなかったママディレクターとしての前例をいくつも作ってきた経験をお持ちです。また、ご自身が出産後にディレクターを続けていけるのかどうか迷った経験から、子連れで名刺交換する異業種ワーキングママパーティーを立ち上げ、とかく「業界初」になりがちなママたちが横のつながりをもって経験値を共有するという活動を主催されています。2013年に、夫の海外転勤を理由に迷いながらもフジテレビを退社。現在ご家族でタイにお住まいですが、フリーのTVディレクターとして日本とタイを行き来しながら番組制作を行い、日経DUALのライターを務め、定期的にワーキングママパーティーも開催するなど、精力的に活動されています。
今回は、藤村さんのとくダネ!ディレクターでの経験、異業種のママから学んだこと、これからやりたいことなどについて、お話いただきました。
ふじむら・みさと
TVディレクター。都立国分寺高校、早稲田大学卒業後、フジテレビ入社。報道情報番組やドキュメンタリー番組でディレクターを務める。2008年に女児出産後、視点が180度変わり、児童虐待・保育問題・周産期医療・不妊医療などを母親の視点で取材。夫の転勤に伴い、2013年退社。海外と東京を往復しながらフリーで仕事を続ける。2008年から、働くママの異業種交流会「Workingmama party」 を主催。今年、働くママ&20代30代女子が集まる異業種交流会「Women’s Lounge」 も立ち上げた。
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第2回例会
~「女性がよりよく働ける環境とは」~
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登壇者小渕優子
衆議院議員
日時2014年9月10日(水)19:00~20:30
会場NHK青山荘
住所〒107-0062 東京都港区南青山5-2-20 1F「欅(けやき)」企画趣旨
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今年の日本女性放送者懇談会のテーマは「可能性を探る」です。放送業界でも働く女性の数は年々増え、子育てをしながら仕事を続けていく女性も珍しくなくなりました。しかし制度は整っても「働きやすい」と言い切れるほどには環境が成熟していないのも現状です。そこで今年のSJは「ママネットワーク」を新たに作り、情報交換や活躍するママのご紹介などで子育てをしていても働きやすい環境の実現についての可能性も探りたいと思います。
今回の例会にお招きする衆議院議員・小渕優子さんは2人の息子さんの子育てをしながら議員活動をしていらっしゃいます。2008年には内閣府特命担当大臣として、少子化対策・男女共同参画などの課題にも取り組まれ、また自民党内でも2010年に「こども HAPPY プロジェクト特別委員会」の委員長を務められました。
小渕さんに政府という立場から見た働く女性の現状をお伺いし、私たちが日ごろ感じている希望や悩みなども聞いていただければ、今後のよりよい未来に繋がる何かが得られるはずです。
SJ会員の皆様のご参加をお待ちしています。また非会員の方のご参加も可能ですが、小渕さんはご存知のように政府内で要職に就かれている方ですので、会員が責任を持って紹介できる方に限らせていただきます。
申し込みの際、備考欄に小渕さんに対する質問をぜひお書きになってください。それを元に会を進行したいと思います。
おぶち・ゆうこ
衆議院議員(自民党)。テレビ局勤務を経て、平成12年に群馬5区で初当選。現在の役職は「文部科学委員会 委員長」「日本を元気にする国民運動実施本部長」。議員としての抱負は「女性の職場環境向上と子育て支援・少子化対策」のほか「元気な地域経済の復活・雇用の確保」「安心の老後、年金、医療、介護」「農業を守り育て、自給率の向上」など。
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第3回例会
~「テレビ・放送は一体どこへ向かうのか?
そして、どこへ向かうべきなのか?」~ -
登壇者村上圭子
NHK放送文化研究所メディア研究部主任研究員
日時2014年9月30日(火)19:00~20:30
会場電通本社ビル 36階 36-L-2会議室
住所〒105-7001 東京都港区東新橋1-8-1企画趣旨
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今年の日本女性放送者懇談会の例会テーマは「可能性を探る」です。第3回では「これからのテレビの可能性」を探ります。2014年に入り、テレビ放送では6月からフルハイビジョンの4倍の画質をもつ4Kの試験放送が始まりました。4K・8Kなど、放送サービスの高度化を巡って、官民一体となったオールジャパンの取り組みは今後どこへ向かうのでしょうか?さらに7月には、これまで半世紀以上続いてきた地上波民放事業者のビジネスモデル「リアルタイム視聴率による無料広告モデル」に新風をもたらす「録画再生視聴率データの公表」と「動画広告付き見逃し無料モデル」という2つの動きがみられました。果たしてこれは放送業界や視聴者にとってどのような意味を持つのでしょうか?また最近では同時再送信を巡るニュースも出てきています。現在、放送の法制度・技術・ビジネスモデルに起きているこれらの様々な変化は、将来的に制作現場や番組コンテンツの姿をも変えて行くかもしれません。急速に変わりゆくテレビ放送のこれからについて、NHK放送文化研究所で最新の動向を研究されてきた村上圭子さんに伺います。放送業界に関わるかた必聴の例会です。
むらかみ・けいこ
1992年NHK入局。報道局でディレクターとして『NHKスペシャル』『クローズアップ現代』等を担当、ラジオセンターを経て現職。放送通信融合時代のテレビ・放送の今後、災害情報から見る新たなメディア動向(ビッグデータ・臨時災害放送局・V-Lowマルチメディア放送等)、政策意思決定プロセスにおける新たな合意形成システムとメディアなどについて取材・研究を進めている。主な著書・論文:『東日本大震災・安否情報システムの展開とその課題』(インプレスジャパン「IT時代の震災と核被害」2011年12月)、『ポスト東日本大震災の市町村における災害情報伝達』(「放送研究と調査」2012年3月)、『災害ビッグデータ活用の今後』(日本都市計画学会誌「都市計画」306号、2013年12月)、『これからのテレビを巡る動向を整理する~Vol.4』(「放送研究と調査」2014年9月号)
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第4回例会
~「働き方について、社内を変え、
読者を巻き込み、社会を変えていく、その手法とは?」~ -
登壇者浜田敬子
株式会社 朝日新聞出版 アエラ編集部編集長
日時2014年10月22日(火)19:00~20:30
会場NHK放送センター 本館4階 ブリーフィングルーム
住所〒150-0041 東京都渋谷区神南2丁目2−1企画趣旨
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今年の日本女性放送者懇談会の例会テーマは「可能性を探る」です。第4回には、社会で活躍するワーキングマザーを次々と誌面で紹介するとともに、ワーキングマザー1000人委員会も立ち上げて社会の変革も仕掛けていらっしゃるAERA編集長の浜田敬子さんをお迎えします。
長時間労働は当たり前、締切直前は真夜中まで仕事が常識だった週刊誌の編集部に、小さな子どものいるママを始めとする女性の部下が増えてきた、さあどうする?浜田さんは、仕事の進め方を変えました。でもこれだけではありません。私たちは世の中に大きな影響を与えることができるメディアで働く者たちです。自分の会社だけが良くなればいいというものではありません。女性が活躍できる社会、それは多様性が認められ、誰にとっても生きやすい社会となるはずです。メディアを通じて社会に働きかけていくことも大事ではないでしょうか。そしてこれは、メディアで働く女性たちだからこそ可能な特権かもしれません。浜田さんには、様々な会社の取り組みや海外の放送局の事例などもご紹介頂きながら、今後の女性たちの働き方について前向きに語って頂く予定です。ぜひ多くの皆様のご出席をお待ちしています。
はまだ・けいこ
上智大学卒業後、1989年に朝日新聞社入社。前橋、仙台支局を経て、1993年に週刊朝日編集部。1999年からアエラ編集部。同副編集長時代に出産。育児休職から復帰後、同編集長代理を経て、2014年4月から現職。現在、テレビ朝日「グッド!モーニング」の火曜日コメンテーター、BS朝日「ザ・インタビュー」のインタビュアーを務めている。専門は女性や雇用問題と国際ニュース。記者時代はアメリカ同時多発テロやイラク戦争の現地取材も行った。
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第5回例会
伊藤Pのモヤモヤ仕事術~弱いヤツがいかに勝つか
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登壇者伊藤隆行
株式会社テレビ東京 制作局プロデューサー
日時2014年12月5日(金)19:00~20:30 (受付開始 18:45~ 終了予定時刻20:30)
会場神谷町 住友新虎ノ門ビル7階 てれとプラザA
住所東京都港区虎ノ門4-3-9
※テレビ東京に隣接する建物の中にあります。神谷町駅4bから3分講演内容
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今年の日本女性放送者懇談会の例会テーマは「可能性を探る」です。第5回は今年開局50周年を迎えたテレビ東京で数々のヒット番組を手掛けるプロデューサーの伊藤隆行さんをお迎えいたします。
テレビ東京は様々なマイナスの状況の中から今や視聴者が満足度の高いテレビ局として挙げるまでになりました。「予算が少ない」「著名タレントとの関係が薄い」「後発でチャンネルイメージが良くない」など様々なハンディを背負っているテレビ局で自らを「竹槍部隊」と称しながらもその弱点を逆手に利用し、「TVチャンピオン」「開運!なんでも鑑定団」「YOUは何しに日本へ?」など独創的な企画で存在感を示すテレビ東京。その中でもよりオリジナリティあふれる「今までのテレビ東京にない」企画を次々と立て、様々な逆風の中で出演者・スタッフにも充足感のある制作体制を作り出すプロデューサーとしての仕事術を語っていただきます。「モヤモヤさまぁ~ず2」や「そうだ旅に行こう」などはどのように生まれたのか?新人時代からの企画書などを見せていただきながらその発想法・制作術などをじっくりと伺ってみたいと思います。ぜひ多くの皆様のご出席をお待ちしています。
いとう・たかゆき
1972年生まれ42歳、早稲田大学高等学院から早稲田大学政治経済学部に進学したため苦労して卒業。1995年、テレビに全く興味はなかったが、奇跡的にテレビ東京に入社。報道を志望するも、なぜかバラエティーばかりを担当。はじめは「人妻温泉」「やりすぎコージー」「モヤモヤさまぁ〜ず2」「怒りオヤジ3」「ゴッドタン」など変化球的深夜番組を担当していたが、最近では「そうだ旅に行こう」「ポンコツ&さまぁ〜ず」「やりすぎ都市伝説」「開局50周年特別番組 50年のモヤモヤ映像大放出!」などゴールデン番組も担当しているが、やっぱり変化球のようである。いつか直球を投げようと思っている。プロデューサー以外の肩書きは“お父さん”。8歳の息子と3歳の娘がいる。きっと良い子である。(作・本人)
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