例会

2015年の例会

第1回例会

日本テレビの動画配信戦略

登壇者山川洋平

日本テレビ放送網株式会社 インターネット事業局

日時2015年7月31日(金)19:00~20:30
会場NHK青山荘

企画趣旨

今年度の例会・初回は「日本テレビがなぜインターネット配信事業に関して取り組み始めたのか?」
に関して、日本テレビ・インターネット事業局の山川洋平インターネット事業部長をお迎えします。
放送に携わる方なら、「若者のTV離れ」という言葉は聞き捨てならないでしょう。 そこで、なぜ日本テレビが「日テレ無料!(キャッチアップ配信サービス)」と「動画配信サービスHuluの買収」という2つの新しい動画配信事業を始めたのか? 
その配信が若年層を再びTVコンテンツに振り向かせることができるのか?広告収入が鈍化する中で、配信事業は新たな放送事業者の収入減になりうるのか? 日本テレビの現在のVOD事業展開を中心に、わかりやすく説明します。
皆様から、今一番聞きたい話題だとリクエストがあった内容ですので、奮ってご参加ください。

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やまかわ・ようへい
1989年  日本テレビ入社、制作局配属
1993年  スポーツ局 ~営業局~人事局などを経て
2012年  編成局編成部
2014年  インターネット事業局、
2015年 6月から 現職

第2回例会

「ふつうの家族 ある障がい者夫婦の22年」継続取材の秘訣

登壇者深谷茂美

テレビユー福島 制作部長

日時2015年9月4日(金)19:00~20:30 (受付開始 18:45~ 終了予定時刻20:30)
会場NHK青山荘 「欅(けやき)」の間A

企画趣旨

今年度2回目の例会は、2014年度「放送ウーマン賞」受賞者のテレビーユー福島の深谷茂美さんです。22年間に渡る継続取材で制作された『ふつうの家族 ある障がい者夫婦の22年』(2014年6月放送)は「放送文化基金賞優秀賞」「地方の時代映像祭選奨」「JNNネットワーク大賞」を受賞。継続取材に対する姿勢が各方面から高い評価を受けました。

日々の仕事をこなしながら取材を続けるために、どのような工夫や努力をされてきたのか。
22年の間には「結婚」「出産」「2人の子供の子育て」など深谷さんご自身の環境にも大きな変化がありました。豊かな人生経験は番組制作の財産です。一方、続けることは新たに関係を作ることよりもはるかに難しく、「やめない」という覚悟なしでは取材を続けることはできません。今回は、
・継続取材の秘訣とは?
・子育てしながら番組制作の仕事を続けたい人に提言
・女で損したことは多いけど、実は得したことはもっと多い
・部長になって1年…見えてきたオトコ社会で自分らしく生き残るコツ
・3・11から丸4年が過ぎた福島の日常とは

などを話していただく予定です。多くの皆様のご出席をお待ちしております。

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ふかや・しげみ
1966年4月7日 茨城県生まれ。89年茨城大学卒業、テレビユー福島入社。営業部を経て91年報道制作部へ。放送記者としてローカルニュース枠で福祉、医療、農業などをテーマに数多くの「特集」を担当。その後 生情報番組のディレクターとして経験を積む。ローカル局ならではの幅広い仕事をこなし、現在は制作部長。震災後は長年にわたる継続取材で築いた信頼関係をもとに、原発事故の放射性物質による農地の汚染に立ち向かう農家に密着した「それでも希望のタネをまく」を制作。また、ある家族を22年間に渡り取材した「ふつうの家族」を制作した。

第3回例会

~マーケティングの裏を狙うバラエティ番組戦略~
「鉄腕!DASH!!」復活と「イッテQ!」ヒットの秘密

登壇者加藤幸二郎

日本テレビ放送網株式会社 制作局長代理

日時2015年10月28日(水)19:00~20:30 (受付開始 18:45~ 終了予定時刻20:30)
会場NHK青山荘

企画趣旨

「最近のテレビはつまらない」「どの番組を見ても同じタレントが出ている」「内容も似たようなものばかり…」 なぜ、このようなことが起きているのでしょう?その原因は「データ至上主義」と「行き過ぎたマーケティング手法の導入」ではないのか!?

そんなマーケティングの裏を狙って、成功している番組があります。『鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』 この2つの番組を中心に、日本テレビの制作現場が何を考え、何を行っているかをお話しします。「ワクワクする面白いテレビを創りたい」と、制作現場で七転八倒をしながら、もがくクリエイター達のリアルな姿を知っていただき、テレビの計り知れない可能性を感じてください。

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かとう・こうじろう
1985年、IVSテレビにアルバイトで入社、『天才たけしの元気が出るテレビ!!』のADからスタートし、ディレクター、演出を経てフリーに。 1999年に日本テレビに入社。『ウンナン世界征服宣言』、『ウッチャンナンチャンのウリナリ』や『電波少年インターナショナル』などの演出を担当。 チーフプロデューサーとして、『世界の果てまでイッテQ!』『ザ!鉄腕!DASH!!』、『天才!志村どうぶつ園』、『24時間テレビ』などを手掛け、2015年6月からは制作局長代理に就任。

第4回例会

「放送界におけるWLBとダイバーシティ推進の取り組みについて」
NHKの取り組み紹介と各局からの参加者による座談会

登壇者
日本テレビ 庭野めぐみさん、テレビ朝日 北村美紀さん、
NHK 安保華子さん、NHK放送研修センター 岡和子さんほか

日時2015年11月27日(金)19:00~20:30 (受付開始 18:45~ 終了予定時刻20:30)
会場NHK放送センター

企画趣旨

放送界は長時間労働が当たり前?ブラックでハードな業界?

  そのように思われ、採用面では、働きやすさが就職先の必要条件になっている最近の若者(学生)から放送界は敬遠されつつあります。また、社会的には女性活躍推進法が制定され、さまざまなライフステージを抱えている女性がそれぞれに活躍できる環境づくりも求められています。
  今月の例会では、最近の放送界のワーク・ライフ・バランスとダイバーシティの推進状況について、各局の状況を共有し、放送界は女性にとって働きやすく、活躍できる職場になっているのか、各局の放送現場のみなさんにご参加いただき、会場のみなさんと意見交換する勉強会の場にしたいと思います。

40年あまり前「放送界の第一線で女性たちが自らの地位の確立と放送の質の向上を目指す」という主旨で設立されたSJですが、その主旨は果たしてどこまで実現できているのでしょうか? 今一度、私たちの働く場を見つめ直したいと思います。答えが出ない議論になるかもしれませんが、女性や多様な人材が働く放送現場の在り方について、みなさんで考えたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

<構成・登壇予定者>
(1)「NHKの取り組みについて」
  NHK人事局ワーク・ライフ・バランス推進事務局 増田智子さん

(2)座談会「各放送現場での取り組み」
  日本テレビ報道局社会部 解説委員兼担当副部長 庭野めぐみさん
  テレビ朝日報道局ニュースセンター 社会部デスク 北村美紀さん
  NHK報道局ニュース制作センター チーフ・プロデューサー 安保華子さん
  NHK放送研修センター シニア・ディレクター 岡和子さん
  司会:NHK人事局ワーク・ライフ・バランス推進事務局 増田智子さん

※登壇者は当日の緊急ニュース対応により変わる場合があります。